毎日たくさんの患者さんが押しかけて、
衛生士さんは忙しく動き回り、
先生は「理想の治療」を患者さんに提供する。
そんな忙しくとも充実した日々が送れる。開業したらこんな日々が待っている。そんな夢を思い描く先生も少なくないと思います。
しかし現実は甘くありません。

毎年1,600件もの歯科医院が
廃業に追い込まれています。
開業して自分の理想とする治療を提供すれば、いつか患者さんに支持されて医院は大繁盛。そんなことは幻想です。歯科医院が少なく、待合室に患者さんが溢れていた時代。開業さえすれば、黙っていても患者さんが来る。そんな古き良き時代は終わったのです。
コンビニよりも多いといわれる歯科医院は、今や過当競争のまっただ中。歯科医の開業は年間約2,000件ありますが、一方で1,600件前後が廃業に追い込まれているのですから。(※)
(※)厚生労働省平成23年医療施設(静態・動態)調査より