歯科医師の数は
30年前の1.7倍にもなります。
ではなぜ、歯科医師の年収・給与は下り坂傾向にあるのでしょうか?
その原因は、近年著しい歯科医師の増加にあるといわれています。
▼歯科医師数の推移
昭和57年 | 58,362人 | 平成12年 | 90,857人 |
---|---|---|---|
昭和61年 | 66,797人 | 平成14年 | 92,874人 |
平成2年 | 74,028人 | 平成16年 | 95,197人 |
平成6年 | 81,055人 | 平成18年 | 97,198人 |
平成8年 | 85,518人 | 平成20年 | 99,426人 |
平成10年 | 88,061人 | 平成22年 | 101.576人 |
平成24年 | 102,551人 |
(厚生労働省 医師・歯科医師・薬剤師調査の概況より)
増加傾向にある歯科医師。30年ほど前に比べると1.7倍にのぼり、今やその数はコンビニ店舗数の約2倍となっています。しかしながら、歯科医師が増える一方で患者さんの数は1.2倍程度にしか増えていません。加えて今後もそれほど増えないのではないか、と言われています。
様々な要因が考えられますが、1つの理由として挙げられるのは総人口の問題です。
たとえば総務省が発表する将来人口の予測によれば、これからの日本の総人口は増えるどころか減っていくというデータが出ています。
▼人口推移
昭和50年 | 1億1,194万人 | 平成15年 | 1億2,769万人 |
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昭和55年 | 1億1,171万人 | 平成16年 | 1億2,779万人 |
昭和60年 | 1億2,105万人 | 平成18年 | 1億2,790万人 |
平成2年 | 1億2,361万人 | 平成20年 | 1億2,808万人 |
平成7年 | 1億2,557万人 | 平成22年 | 1億2,806万人 |
平成12年 | 1億2,693万人 | 平成24年 | 1億2,752万人 |
(総務省統計局 公表データより)
▼将来人口
平成27年 | 1億2,660万人 |
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平成32年 | 1億2,410万人 |
平成37年 | 1億2,066万人 |
つまり、現在の歯科業界は決まった数の患者さんを取り合う構図となっており、そのため需要と供給のバランスが合わず、一医院が獲得できる患者さん数が減っているというわけなのです。
少し思い返してみてください。街中を数百メートル歩けばコンビニの一軒や二軒、簡単に見つけられるはずです。歯科医院はその2倍の数あるのですから、1件あたりの患者数が減ってしまうのも容易に想像できます。
そして、来院する患者さんの数が減れば、当然収入に影響します。その結果が、先のデータで示したような右肩下がりの年収・給与なのです。
ちなみに、日々の経営はもちろんのこと、そもそも開業後に経営を軌道に乗せられるかどうかも大変厳しい現状があります。歯科医院は毎年約2,000件開業されていますが、一方で1,600件前後が廃業に追い込まれています。
過当競争の真っ只中にいる歯科業界。
「患者さんを集められるかどうか」が、歯科医師としての成功を左右するのです。
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