
自己資金1,000万円、
借り入れ4,000万円くらいでの
開業が一般的です。
ここまでのお話で、テナント開業、チェアユニット3台の開業でも4,000〜5,000万円の開業資金が必要ということがわかりました。それでは、これだけの多額の費用をどのように用意すれば良いのでしょうか。
親御さんがポンと全額出してくれる・・・というような恵まれた環境でない限り、金融機関から借り入れをして資金を調達するのが一般的。自己資金を1,000万円用意して、4,000万円を金融機関から借り入れるというのがよくあるケースです。
一昔、二昔前ならいざしらず、自己資金が0(ゼロ)では、貸してくれる金融機関はないと思った方が良いですから、少なくとも500万円、できれば1,000万円くらいは自己資金を用意するようにしましょう。
歯科医院開業 ワンポイントコラム
日本政策金融公庫は、歯科開業の強い味方です。
近年、都市銀行は歯科医院に開業資金の融資をしてくれません。歯科は厳しい経営状態にあることを銀行も知っているので、お金を貸してくれないのです。
しかしながら、日本政策金融公庫(旧国民生活金融公庫)は、そんな歯科医院にも融資をしてくれる強い味方。「事業計画」さえしっかりしていれば、5,000万円くらいまでは融資をしてもらえます。
そのため開業資金の借り入れに日本政策金融公庫を利用する歯科医師が大変多いのです。