
いい治療をするだけでは、患者さんは集まりません。
最新の治療法に最高の材料。
そして、時間をかけたていねいな治療。
こうした「いい治療」をしていれば、患者さんは集まってくるに違いない。そんな風にお考えの先生が少なくありません。何十万円もの受講料を支払って研修会に参加して最新の治療法を学んだり、最新式の高額な医療機器を揃え、性能の素晴らしい材料を購入する。患者さん一人ひとりに時間をかけてていねいに治療をする。そんな先生が数多くいらしゃいます。
でも現実はそんなに簡単なものではありません。どんなにいい治療をしていても、残念ながらそれだけでは成功できないのです。
歯科医院開業 ワンポイントコラム
「いい治療をしていれば、いずれ患者さんはわかってくれる・・・」
そんな風にお考えの先生も多いことと思います。しかし残念ながら、いい治療をするだけでは、患者さんはわかってくれないのが現実です。その治療が「いい」かどうかは、歯科医師の先生同士なら判断できると思うのですが、専門知識のない患者さんには判断できないのです。
「いい治療」とは、患者さんにとってどんなメリットがあるのか。それを患者さんにしっかりと伝えていかなければ、評価はしてもらえないのです。いつか患者さんが気づいてくれる・・残念ながらそんなことは起こらないと思っていた方が良いと思います。