
立派な医院をつくっても、
患者さんが来なければ
意味がありません。
先生が作成されている事業計画は、「患者さんが●人くらい来院してくれたら」というのが前提のはずです。もしも患者さんが来院してくれなかったら、立派な事業計画も絵に描いた餅。売上があがらず、すぐに資金が底をついて経営が成り立たなくなってしまうことでしょう。
数千万円もの多額の借入をし、最新の設備を揃えておしゃれな内装のクリニックを創りあげたとしても、そこで治療を受けてくれる患者さんがいなければ何の意味もありません。一番大切なのは、いかにして患者さんに来院してもらうか。患者さんが来院してくれなければ何も始まらないのですから。
「開業歯科医の現実」でも触れましたが、黙っていても患者さんが待合室に溢れる時代は終わりました。「患者さんを自分の医院に集めるノウハウ」、つまり集客術を身につけなければ、あっという間に廃業することになってしまうかもしれないのです。
歯科医院開業 ワンポイントコラム
事業計画や資金計画は、開業地の診療圏を分析し、来院患者数を予測して作成すると思います。でも、診療圏を分析してわかるのは、この地域には患者さんになってくれそうな人が、このくらいの人数いますよ・・ということ。この人たちがあなたの歯科医院に来院してくれる保証など、どこにもないのです。
診療圏分析が無駄ということでは決してないのですが、この来院患者数を鵜呑みにして開業すると大変なことになります。あなたの開業場所にいる、患者さんになってくれそうな人をどれだけ集客できるか。実はこれが一番重要なのです。