
腕がいいだけでは
開業に成功できません。
「これからの歯科医院経営は厳しい」
「ライバル医院と差別化しなければ生き残れない」
近年、歯科業界ではこうしたことが声高に叫ばれています。差別化の手段として真っ先に思いつくのが、ライバル医院よりも高い治療技術で良質な医療を提供すること。あるいは、ライバル医院ではできない特殊治療を提供すること、ではないでしょうか。
それを裏付けるかのように、歯科雑誌の巻末には毎号60ページにも渡って、治療技術を高めるためのセミナーや研修会の広告がずらり。こうした研修会に参加され、開業までに腕を磨こうと熱心に治療技術を学んでいる先生も多いことと思います。
そして素晴らしい技術を身につけた歯科医師の先生は、「私はこの腕でライバルと差別化するから大丈夫」「私にはライバル医院にはできない●●治療ができるから差別化できる」そんな風に考えがちです。
しかしながら、これはよくある失敗例。あちこちの勉強会に参加して高い技術を身につけたとしても、それだけでは成功しません。どんなに素晴らしい技術を持っていても、開業に失敗する人は失敗してしまうのです。
歯科医院開業 ワンポイントコラム
開業までに腕を磨いて治療技術を高めることは、決して間違いではありません。ただ、68,000件というコンビニよりも多い歯科医院数、過当競争のまっただ中・・という状況では、「腕がいいだけ」では成功できなくなっているのです。
開業に成功されている歯科医院は、ほぼ例外なく「患者さんを集めるノウハウ」を持っています。逆に「患者さんを集めるノウハウ」を持たずに開業した人は、開院したものの患者さんが来なくて、毎日閑古鳥が鳴いて・・・という状況に陥る方が少なくありません。治療技術だけではこの状況から脱出することは難しいですから、患者さんを集めるノウハウの重要性を理解した上で、開業前に集客ノウハウを身につけることをお勧めします。(→ 歯科医院の集客入門)